徳島 那賀町 車えびの陸上養殖実験再開へ 生存率7割超も

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徳島県那賀町は休校中の小学校を活用して取り組んでいた車えびを陸上で養殖する実証実験の結果を公表し、水槽ごとの生存率が最大で7割を超えたことがわかりました。
町は、今年度中に実験を再開し、今後、陸上養殖の実用化を目指すことにしています。
那賀町は人口減少が進むなか、新たな産業を生み出すため車えびを陸上で養殖する実証実験を去年8月から12月にかけて行いました。
この実証実験の結果がこのほど公表され、それによりますと、車えびの生存率は養殖で使用した3つの水槽のうち、最も生存率が高いもので75%にのぼり最も低いもので52%にとどまったということです。
水槽によって生存率に差が出た原因について、町は、去年11月に2つの水槽で水を温めるヒーターがすべて故障し、1週間以上にわたって水温が大幅に低下したことが要因ではないかとしています。
町は、予備のヒーターを新たに準備するなどの対策をしたうえで、今回の実験から養殖する稚えびをおよそ2倍の2000尾に増やして今年度中に実験を再開する予定です。
そして、コストなどを検証して、今後、陸上養殖の実用化を目指すことにしています。
那賀町は「今後につなげられる結果になってよかった。引き続き、事業者と連携して地域活性化に向けて取り組んでいきたい」と話しています。

■所感
一回でもエビ系の養殖を行った事がある人ならわかりますが、エビの養殖は非常に難しい部類に入るかと思っています。
特に、塩水で育てるエビの場合は、亜硝酸の管理と同時に、最終的に残る硝酸塩をどのように解決するか?と温度管理です。
脱窒装置、または新水+人工海水による硝酸塩の除去と、冬季の暖房が、大きくコストに上乗せされます。
その上で、残存率や成長率が、最終的に商品価値として残るのですが、経費を差し引いた段階で、市場で勝負になるかが、現在の陸上養殖エビの最大の課題になっております。
そういった中で、各事業者の方が、知見を高められる記事が取り上げられることは、素晴らしいことです。

■出典 NHK 徳島 NEWS WEB 2025年01月31日 07時54分 配信
徳島 那賀町 車えびの陸上養殖実験再開へ 生存率7割超も

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