はじめまして。KUTの田島と申します。
普段は運輸系の会社で社内のパソコンやシステムやヘルプデスクの会社員として働きながら、もう一つの顔として、陸上養殖をサポートする製品の開発・運営を行っています。
「異業種の人間が、なぜ陸上養殖?」 展示会や現場で初めてお会いする方からは、よくそんな視線をいただきます。水産大学を出たわけでもなく、大規模な養殖プラットフォームを動かしているわけでもない私がこの業界に関わっていることに、疑問を持たれるのは当然のことだと思います。
正直にお話しすると、私自身、自分の無力さや設備の規模の小ささに目を向け、自信を失いそうになる瞬間は今でもあります。
ですが、私がこの活動を始めてから、今年の夏で丸7年が経ちました。
“きっかけは、私が住む岐阜に「海がない」海なし県で、単純に「海へのあこがれ」でした。
そして、自宅で海水生物の育成を始めた際に、陸上養殖という分野を知り、この分野が持つ大きな可能性と、同時に現場が抱える「管理の煩雑さ」という課題を目の当たりにしたことでした。
普段から効率化を考える事がすきな私は、もっと現場の負担を減らし、誰もが挑戦しやすい環境を作れるのではないか。その一心で、自宅での泥臭い(楽しい・・)検証と研究を積み重ねてきました。”
そうして生まれたのが、水質検査の工程を1/10に短縮する「楽ラク水質検査」であり、現場のハブとなる「陸上養殖デザイナ」という2つの製品です。
私たちは大企業ではありません。私自身、会社員としての業務、家族の技術的な変化への対応など、日々の激しい変化の中で必死に時間を作りながら動いています。大手のような手厚い営業フォローや、頻繁なご訪問はできないのが現状です。
だからこそ、提供したい価格と、現場への実用性だけは絶対に妥協しないと決めています。
ありがたいことに、これまでに東京ビッグサイトやインテックス大阪などの展示会へは6回出展させていただき、この夏で7回目を迎えます。現場の事業者さま、大学の研究者の方、水産庁の方々など、多くの方と直接お話しさせていただく機会に恵まれました。また、業界紙への寄稿や、新聞での特集など、少しずつですが私たちの取り組みを認めていただけるようになってきました。
私がブログを通じてお伝えしたいのは、「現場で役に立つものを、一つずつ作り続けること」です。
異業種から参入した人間だからこそ気づく現場の課題、7年間失敗を繰り返しながら得た知見、そして限られたリソースの中でどうやって陸上養殖を効率化していくかという「リアルなプロセス」です。
頼りなく見える部分もあるかと思います。ですが、現場で闘う皆さまと同じように、私たちも本気でこの業界の未来に向き合っています。
これから、私たちがどのような道のりを歩んできたのか、そしてこれから何を解決しようとしているのか、少しずつ飾らない言葉で綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



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